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■サイズ(基尺)を揃える

サイズ(基尺)を揃える

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積み木の選び方」でもお話しましたが、積み木が高く積めるかどうかは基尺にかかっています。積み木選びのポイントには「基尺」の他に「精度」「形」「色」「面取り」「量」がありますが、この基尺が最も重要といえます。

「基尺って何?」
一般的には馴染みのない言葉なのでそう思う方もいるでしょう。基尺(きじゃく)とは、その積木の基本となる寸法を意味し、一般的には積み木セットの一番小さい立方体の1辺の長さを指します。

この考え方は幼児教育の祖といわれるフレーベルが、子どもは必然的な順序にしたがって発達するべきで、遊びの中で、興味をもったものを正しく理解し、自由に表現させていくためには、形や、色や数のことを正しく認識させなければならないと考え、作り出したといわれています。

そんな難しい話はおいておきまして、積み木の基尺はメーカーによってバラバラで3センチ、3.3センチ、3.5センチ、4センチ、5センチと私が知っているだけでも5種類あります。
その立方体の一辺が30㎜なら30㎜基尺、40㎜なら40mm基尺と呼びます。

40mm基尺の積み木の立方体は40×40×40、直方体は40×20×80、四角柱(2倍)40×40×80となり、どんな積み方をしても最終的には高さが揃うことになります。我が家では、もともとKAWAI、ハバ、あとよく分からないメーカーのものと3種類の積み木がありました。それぞれの基尺が揃っていないので一緒に遊ぶことはできなかったのです。
基尺がバラバラですと、きっちり積んでいっても微妙にずれが生じ、その結果崩れてしまいます。ですから、積み木を選ぶときは基尺を必ず揃える必要があるのです。

では、「結論として何センチ基尺の積み木を揃えればいいの?」となります。
人それぞれ考えがあるので難しいところですが、個人的には4センチ基尺をオススメしています。
その理由は主に以下の3つです。

1、 机においても床においても程よい大きさである
一般的に大きい基尺の積み木は床用、小さい積み木は机の上用、といわれています。2種類揃えていけば解決する問題ですが、それであれば4センチに統一して1種類にした分量を増やしたほうが効率的といえるでしょう。

2、 クーゲルバーン(ハバ社)との組み合わせ
あえて、商品名を出しましたが、クーゲルバーンはレールがセットされている積み木です。これと組み合わせると「ビー玉の道を作り転がして遊ぶ」楽しみ方ができます(コレが結構楽しい)。玉の道を作って遊ぶおもちゃはいくつかあります。そのうちの代表的な2つ、ハバ社「組み立てクーゲルバーン」、ヒルバック社「スカリーノ」が両方とも4センチ基尺なのです。

3、 ハバ社、アウビスブラン社との互換性
ヨーロッパの積み木には4センチ基尺のものが多く、特にこの2社の積み木には他にないものがあるからです。特にアウビスブラン社の屋根のパーツは綺麗で積み木で町を作ったときにヨーロッパの街並みみたいで個人的に好きです。

人によっていろいろと考えがあるでしょうから、何が正しいともいえませんし、否定はしません。ただ、私は3センチ、3.5センチ、4センチ、4.5センチ、5センチを持っていますが、上記の理由から4センチのものを使うことが多いです。

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量について面取りについてスペースについて積み木の遊び方

 



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最終更新日: 2021-05-29

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