■積み木の形について
積み木の形について
積み木で遊ぶことを考えた場合、「形」も重要です。
長女の誕生祝いに祖母からもらった積み木セットの場合(これが我が家の始めての積み木でした)、円柱、直方体、半円柱、四角柱などがバラバラに2~4個ずつ入っていました。この積み木で子どもに「何か作って」とせがまれ、何か作ろうとしたが上手くいかず、とりあえず箱に印刷された写真の家を作りました。でも、その他に何か作ろうとしても結構困ったのです。
皆さんもそんな経験はないでしょうか?
この原因は、形にあるのです。いろいろな形のものが少量ずつ入っているので、何かを作っていると「もう1つと同じのがあれば、いいのになぁ」ということになり、結果として満足できないものになってしまうのです。
積み木で遊び込んでいくと分かるのですが、使うのはほとんど直方体なのです。横に伸ばすにも、上に伸ばすにも一番便利です。ですから、直方体を組み合わせればたいていの作品は作れてしまうのです。また、直方体はその組み合わせで、2つ横に並べたものと重ねたものを比べて、大きさ(体積)が同じにできるので遊ぶにも一番都合が良いともいえます。
ですから、後々のことを考えた場合、直方体をたくさん揃えたほうがよいのです。あとは「量」の項でも記していますが、長い直方体(2倍体、3倍体)は必ず必要になります。直方体や長い直方体(柱)は人類が発明した構造物を作るための最高の道具といわれており、物を作ったり、大きな空間を作ったりするには最適な形であり道具なのです。
積み木で遊ぶうちに、作品も大きく複雑なものになっていきます。積み木遊びの醍醐味はそこからであるともいえます。その段階になると1セットでは成立しません。少しずつ量を増やしていけばいいのです。
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最終更新日: 2021-05-29