年齢別のおもちゃ選び:2歳~3歳(言葉によるコミュニケーションが始まる)

2~3歳になると子どもは、「順序や秩序」「ルールや仕組み」が徐々に分かってきます。社会性がより発達してきます。
同時に言葉が分かるようになってきて、大抵のおもちゃを与えてもそれなりには遊ぶようになります。

しかし、「魔の2歳」”Terrible two" ともいわれるように反抗期が始まり、親の言うことを聞かなくなる時期でもあります。
 
子ども同士で一緒にいることを好むようになりますが、まだ言葉によるコミュニケーションが上手くいきません。
おもちゃの取り合いなどの喧嘩をするようになります。
2歳児が遊んでいる状況は、一緒にはいるがそれぞれ勝手に遊んでいる、という感じです。
時期が早いおもちゃを与えた場合、1人では遊べないので、しばらくは親が毎日付き合ってあげる必要があります。
そうやって成長していきます。
 
2~3歳児の特徴は、やたらと同じことを繰り返すことです。人によっては結構辛いかもしれません。
大人は一度結果が分かると「もう、いいや」となりますが、子どもはそうではありません。
覚えたての不完全な言葉で「もっかい(もう一回)」「もっかい」と言ってくるのです。
 
そうやって絵本の中の名前を覚えたり、キャラクターの名前を覚えたりして積極的に話します。
お母さんに自分がされていることのマネをして、人形やぬいぐるみでごっこ遊びをするようになります。
男の子も女の子も性別を問わず、お母さんのマネが大好きな時期です。
お子さんを見ているとご自宅でのお母さまの様子が分かる(笑)、怖い時期でもあります。
 
この時期の子どもは、いうことを聞かない「魔の2歳」のときもありますが、
それは忖度しない、自分の感情を素直に出しているということでもあります。
無邪気で、無心で、天真爛漫で、素直で、思いっきり笑い、思いっきり泣きます。
それにたどたどしい言葉と表情、動作のバランスが絶妙で、無条件にかわいいです。
(ご機嫌なときは)天使のようです。この時期を逃すと勿体ないです。
親になったならば是非この時期は逃さずにいっぱい遊んであげてください。
自分もこんな時期があったんだな、そう考えると親に感謝してしまいます。

●選ぶポイント
・積み木系のおもちゃ
・ごっこ遊びができるおもちゃ
・楽器のおもちゃ
・色、数、名前を覚えて遊べるおもちゃ

代表的なおもちゃは…
木製レールと汽車(ブリオ/ミッキィ)、木のくるま各種、100カウンティングキューブ(プラントイ)、
2色モザイク(デュシマ)、ステッキ遊び(デュシマ)、キーナーロット(キーナー)、お医者さんセット(クライン)など
 
*グラパットのまんだら各種やバウシュピールの積み木のように、積み木の中には、対象年齢3歳からというものが多いです。
これは誤飲などの事故の恐れを考えてのことです。
対象年齢にみたなくても、大人の方と一緒、見守りのもとで注意して遊んでいただくということであれば、
お子さんの遊びたい という気持ちを大切にしてあげてください。
 
 
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