この時期になると運動能力、思考能力、手先の使い方も発達が目覚しくなります。
幼稚園に行くと分かりますが、展覧会でも学芸会でも年齢による違いが明らかです。
運動能力では、走ったり、スキップしたり、自転車に乗ったり、ジャングルジムやフェンスに登ったりと、
とにかく活発に動くようになります。
社会性も身につき、集団でルールのある遊びができるようになり、徐々に男の子と女の子の違いが性格や好みにも表れてきます。
社会性も身につき、集団でルールのある遊びができるようになり、徐々に男の子と女の子の違いが性格や好みにも表れてきます。
記憶力や創造力・論理力も高まり、複雑なおもちゃやゲームでも遊べます。
この時期のおままごとを見ていると笑えます。お話の設定がやたらとリアルで複雑になり、役割分担も細かく設定されるのです。
お父さん役の子が「いやー、今日は接待があって大変だったよ。」と言ってみたり、
お母さん役の子が「子どもにもいろいろお金がかかって大変だわ」と言ったりするのです。
「この子のお父さんとお母さんは、家でこんなやりとりをしているんだ。」と分かるほど
忠実に再現してくれますので注意してくださいね。
この時期になると、たいていどんなおもちゃでも遊べます。
おもちゃの外箱に記載されている対象年齢を気にする親御さんが多いのですが、対象年齢が低いおもちゃでも気にすることはありません。
単純なおもちゃでも前述のままごとのように、自分たちが楽しめるように設定を変えたり、ルールを考えて遊ぶからです。
ですから、難しいおもちゃを選ぶよりは、簡単で単純だけど複雑にして遊ぶことができるおもちゃがよいでしょう。
また、ままごとは女の子の遊びに分類されがちですが、ままごとが好きな男の子もいます。
木製レールや車が好きでよく遊ぶ女の子もいます。
年齢や性別にこだわらずに楽しめるおもちゃを選んであげてください。
その際、親御さんが必要以上に干渉せず、子どもの目線で楽しむのがポイントです。子どもは親に見られていることが嬉しいのです。
●選ぶポイント
・単純だけど遊びの広がりがあるおもちゃ
・順序や秩序があって論理的なおもちゃ
・お友だちとルールを決めて遊べるおもちゃ
・編み物、お絵かき、パターンなど作るおもちゃ
・
体を使って遊べるもの

代表的なおもちゃは…
少し複雑なゲーム、量が多い積み木、複雑な積み木、パズル、ブロックやレールを増やす、
おままごとのパーツを増やす、ドールハウスのパーツを増やす、楽器、編み物やお絵かき、パターン遊びなど。
どんなおもちゃでも大丈夫ですが、好みなど個人差が出てきます。
お子さまに合ったおもちゃを選んであげてください。