長女が生まれたとき、おもちゃについてあまり考えもせず、
恥ずかしながらデパートやおもちゃの量販店で目についたもの、流行っているものを与えていました。
6歳離れて次女、そして次女と年子で三女も生まれたとき、長女は7歳。
0歳児、1歳半、7歳の三人が一緒に遊ぶという状況になりました。
一人っ子時代が長かった長女は、自分の妹でも、
小さい子どもとどうやって遊んでいいかわかりません。
年齢の違う三人が一緒に遊ぶ?
みんなが興味を持ちそうなものがある?
みんなが遊べるおもちゃは?
一緒に遊べたおもちゃの1つが、「積み木」でした。
長女1歳の誕生日に、祖父母からもらった積み木セット。
長女が遊んだおもちゃ(プラスティックや布製)はすでに手元にありませんでしたが、
その日本製の積み木セットだけは取ってありました。
キズもたくさんありましたが、しっかりとした作りの積み木はまだまだ現役。
白木のパーツは使い込んだいい色になっていました。
もちろん0歳児の三女は、遊ぶというより手にもつ・眺める・うち鳴らすくらいでした。
でも1歳半の次女は、並べたり、積んだり、小さなバッグから出し入れしたり。
そして長女は、高く積んだり、何か建物を作ったり。
でも、三人が一緒に遊ぶには、数が足りない!いろいろな形がない!と実感しました。
そこから、私の積み木調べ、積み木探しが始まりました。いったん調べはじめると、奥が深い。
国内・海外のメーカーから、サイズ・スタイル違いのたくさんの積み木が
作られ販売されていました。
童具館の白木の積み木、ネフ社の積み木、デュシマ社の積み木・・・・
積み木から、キュボロやハバ社の組立クーゲルバーンにも広がりました。
たくさんの積み木を調べ、集め、遊んでいく中で、
たくさんの木のおもちゃとの出会いもあり、「木のおもちゃ積み木の森」を開くわけです。

でも店を開く前からも、友人から
「積み木を買おうと思うんだけど、何がいいかな?」
「色がついている積み木とついていない積み木はどっちがいいの?」
「今、積み木を持っているけど積み木って増やしたほうがいいの?」
など 相談を受けていました。
そのときは我が家が考えた積み木選びについてと答えていましたが、
「木のおもちゃ積み木の森」 の店長として、考えをまとめてみました。
まず、時期ですが1~2歳ごろがよいかと思います。
その頃には、ヨチヨチ歩きですがいろいろなものに興味を持ち出します。
手でつかんで感触を楽しむこともできるでしょう。
ただ、ほとんどの方が経験されると思いますが、この時期に積み木を積んでも壊したり、
投げたりするだけで親が考える積み木遊びはできません。
積み木は上に積むだけでなく、並べるのも遊び方なのです。
ですから、1~2歳の間は並べて遊ぶと考えたほうがよいでしょう。
遊び方については別に記しますが、赤ちゃんの時には色や形を覚える意味でも
いろいろなパーツが少量ずつ入っているセットを選ぶ方が多いようですが、
後々長く遊ぶことを考えた場合、次のような条件が必要かと思います。
・サイズ(基尺)を揃えること
・精度が良いこと
・色がない、白木ということ
・量を増やしていけるパーツがあること
・できれば面取りをしていないこと
・スペース(片付けなくてもよい場所)
それぞれ、次回から、詳しくみていきますね。