積み木で遊ぶことを考えた場合、「形」も重要です。

長女の1歳の誕生祝いに祖母からもらった積み木セット。
これが我が家の始めての積み木でした。
このセットには、
円柱、直方体、半円柱、四角柱などがバラバラに2~4個ずつ入っていました。
この積み木で1歳長女に「何か作って」とせがまれ、何か作ろうとしましたが、
とりあえず、積み木を縦横にいろいろ積んで、
最後に大きな三角でお屋根を作って、「おうち」、くらいしか作れませんでした。
他に別のものを作ろうとしても、
限られたパーツでは、制限があり、
同じようなものになってしまいます。
なかなか長女を驚かせるような、独創的?!な作品は作れず、困りました。
積み木に興味をもって自分も作りたい!と長女に思ってもらう
絶好のチャンス!でしたが...
原因は、積み木セットに付属した積み木の「形」にあるのです。
いろいろな形のものが少量ずつ入っているので、
何かを作っていると「もう1つと同じのがあれば、いいのになぁ」
ということになり、結果として満足できないものになってしまうのです。
積み木で遊び込んでいくと分かるのですが、
同じ形のものが数個ではなくたくさんあると、
作れるものが各段に増えます。
とくに使いやすい直方体、立方体。

横に伸ばすにも、上に伸ばすにも一番便利な形です。
直方体や立方体を組み合わせれば、いろいろな作品が作れてしまうのです。
立方体にいたっては、縦横高さが同じなので
縦にするのか、横にするのか、寝かせるのかを考えずに
ただ、積んでいく、並べていくだけでいいのです。
直方体は、2つを長い辺を下にして立てて並べた場合と、
一番大きな面を下にして重ねたものを比べると、大きさ(体積)が同じにできるので
遊ぶにも都合が良いともいえます。

ですから、後々のことを考えた場合、立方体、直方体をたくさん揃えたほうがよいのです。
とくに直方体をそろえることをおすすめします。
あとは「量」の項でも記していますが、
長い直方体=柱積み木(2倍体、3倍体)は必ず必要になります。
直方体や柱の形は、人間が作るビルなどの構造物のための最高の道具といわれています。
物を造ったり、大きな空間を造ったりするには最適な形であり道具なのです。

それは積み木にも当てはまります。
積み木で遊ぶうちに、作品も大きく複雑なものになっていきます。
積み木遊びの醍醐味はそこからであるともいえます。
その段階になると1セットでは成立しません。
少しずつ量を増やしていけばいいのです。