積み木選び:色を考える 白木がいいか?カラーがいいか?

ここでは、ネフ社などのデザイン性のある特殊な積み木でなく
一般的な積み木で何かを作るという前提でお話しさせていただきます。 


積み木には大きく分けて「白木」「色付き(カラー)」の2種類があります。

 

はじめて積み木を買う人は「色付き」のほうがいい?と思う方が多いかと思います。
「色つきのほうが綺麗でいいかな」でしょう。
 
色については好みの問題もあるので「良い」とか「悪い」とかを決めることではないと思いますが、
基本の積み木としてお持ちいただきたいのは、
「白木」の積み木と考えています。
積み木で何かを作ろうとする場合、思いつくのは
「家」「街」「城」「塔」「ロボット」「動物」などでしょう。
その人の好みによっていろいろあると思いますが、
色つきの積み木セットで作ろうとすると、ちょっと困ることが起こります。
例えば、お城を作っていて
柱は青い積み木で作ろうと思ったとき、高いお城を作ると
青い積み木が足りなくなり、「赤」「黄色」「緑」とか、
別の色の積み木を使うことになります。
馬を作ろうと思ったとき、馬のすべての同じ色の積み木で作る!
となると、相当数の積み木がいるでしょう。
積み木がそれほどない場合、色を混ぜて作ることになります。
「脚や体の色がバラバラになってしまった!」というにしまうのです。
 
ただ、色つきの積み木を否定するつもりはありません。
同じ積み木を10箱とか持っていれば、必要なパーツを同じ色でそろえることもできるでしょう。

初めからそこまでそろえる人は少ないと思います。
また、数が増えたら増えたで大きいものを作ろうとするので
同じことが起こるのです。
それを満足させようとすると大量の積み木が必要で、同時に大変な金額になってしまいます。

「白木」で揃えておけば、色を統一することができますし、飽きが来ないものなのです。
さらに、白木の積み木にはもう1つ、いいことがあります。
それは「ごっこあぞび」で使えるということです。

白木の直方体の積み木ならば、「おままごと」で
「まな板」「受話器」「包丁」「陳列棚」「リモコン」など
いろいろなものを創造して遊ぶことができます。
しかし、これが青い積み木となると難しくなってしまいます。
 
白木の積み木ならば、お子さんが、好きな色に想像することができます。
白い三角の積み木で屋根を作ったとき、それが「赤い可愛い屋根」になり、
「青いかっこいい屋根」になり、「黄色い目立つ屋根」になりえるのです。
白木の積み木で作った車は、
お子さんの好きな色の車になります。
積み木でうさぎを作ろうとしても
ピンクや白の積み木はなかなかありません。
白木なら、想像で好きな色になるのです。
白木ならどんな色にもなりえるのです。
このように、「作ること」「想像すること」を考えた場合、白木の方がよいのです。
*ここでは基本の積み木ということでお話いたしました。
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