おもちゃの紹介19:トレインカースロープはほぼみんながはまる木のおもちゃ

「トレインカースロープ」は、車と列車がスロープを落ちていく動きと音を楽しむおもちゃ。先に紹介しました「シロフォン付き玉の塔」と人気を二分する、ベック社の木のおもちゃです。

車や列車のパーツが「シロフォン付き玉の塔」の玉に比べて大きめなので、1歳過ぎからあそべるでしょう。車や列車の動きに夢中になり、繰り返し、繰り返し遊ぶおもちゃです。

お子さんにとっては、車や列車が落ちていく一連の動きのきっかけを作ることがこのおもちゃで遊ぶ醍醐味かと思います。
車や列車をスタート地点に置き、手を放すとゴールに向かっておちていく、そのアクションを自分の手で生み出しているのですから。
 
「シロフォン付き玉の塔」、「トレインカースロープ」、どちらも、創業者クリストファー・ベック氏のデザインです。
 
「トレインカースロープ」は長めのスロープを比較的ゆっくりと落ちる動きを楽しめるおもちゃですが、それに対して、兄弟分の「ジャンピングカートレイン」は、素早い動きとリズムを楽しめるおもちゃです。
「ジャンピングカースロープ」は、スロープが短く、車や列車はあっという間に落ちていきます。
 
「トレインカースロープ」で大成功をおさめたベック氏が、それだけに満足せずそのバリエーションとしてスピードをつけて走り降りる玩具をと生まれたのが、「ジャンピングカートレイン」です
 
車がコースから飛び出さず、また引っ掛からないでスムーズに、しかもスピード感をもって走れるものをと試行錯誤を重ねた結果、1983年ジャンピングカートレインが誕生しました。
アトリエニキティキHP参照 https://www.nikitiki.co.jp/toymakers/20/pro.html
 
「トレインカースロープ」と「ジャンピングカートレイン」は、車と列車のパーツは同じものを使用しています。
 
どれもシュピールグートを受賞したおもちゃです。
(シュピールグートについては、こちらをどうぞ コラム「おもちゃのマークについて」
https://www.tumiki-mori.com/column/toy-choose/%e3%81%8a%e3%82%82%e3%81%a1%e3%82%83%e3%81%ae%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%82%af%e3%80%81ce%e3%80%81%e3%82%b7%e3%83%a5%e3%83%94%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%82%b0%e3%83%bc%e3%83%88%e3%80%81st%e3%83%9e%e3%83%bc/

ここで、ベック社について。
ベック社の創業は1946年。もともと機械技師のマイスターだったクリストフ・ベックChristof Beck)氏は、おもちゃは精密で堅牢に作られるべきと考えていました。彼がこの基本原則に基いた質の高い玩具を堅実に生産し続けたことによって、小さな木製玩具工房だった会社は徐々に成長し商品を増やしていきました。会社は大きくなりましたが、現在でも、ドイツのブナやカエデを使い、釘うち、色塗りまで、家族的な社員による手作業で作られています。現在の社長は3代目。親族の方が継がれています。

トレインカースロープについて詳しくはこちらを♪(商品は欠品中で、12月上旬入荷予定です)
ジャンピングスロープについてはこちらをどうぞ♪
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