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子育てに興味を持ったきっかけ

子育てに興味を持ったきっかけ

つみきの森プロフィール私は本業では塾・家庭教師、人材派遣、建築関係をやっています。特に教育は13年間やっていますが、教育の現場にいる身として思っていながら口に出せないことがあります。 「成績は素質で決まる」です。

学習指導を始めた頃、子どもの能力の差に驚きました。何度教えても理解できない子もいれば、教科書を読んだだけで応用問題まで解けてしまう子もいます。私の学生時代を思い出すと、たいして勉強していないのにいつも成績はトップの人もいれば、自分は勉強しても結果は変わらない。「努力は大切だけど、持って生まれた能力に差があるのかな」と思っていました。

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しかし、ある出来事をきっかけにその考えに疑問を抱くようになります。

ある年日能研で4年生から6年生まで3年連続No1の生徒を指導する機会がありました。そしてほぼ同時期にSAPIXで3番の生徒も担当したのです。偏差値は時に80を超えており、2人ともまさに天才といってもおかしくないほど学力の高い生徒でした。しかも、共通していたのは、夜は早く寝てしまい、家で勉強していないことです。

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「何が、この子を天才にしたのだろう」

私にも8歳、2歳、0歳の子どもがいたこともあり、早期教育から右脳教育、スポーツや音楽にいたるまで様々なものを調べました。しかし、理論としては理解できるのですが、教育の結果としては偶然としか思えないことが多く、私の疑問を解決するには至らなかったのです。そこで私は、親御さんにお願いし、子育ての話を聞かせていただくことにしました。胎教の話、母乳か粉ミルクか、トイレトレーニング、知育玩具、習い事、お父様の関わり方、それこそ男性の私としては聞きにくい内容まで予め用意し、お話を聞かせていただきました。

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それから毎年、関わった生徒の中で興味のあるご家庭にインタビューをするようになりました。
彼らに共通しているのは、ごくごく普通の子どもで世間一般に言われている天才児ではないということです。また、 親御さんの学歴は決して高くはありません。高卒というお父様も複数いらっしゃいました。 「性格がよく、スポーツか芸術が得意で、勉強もピカイチ」そんな生徒を見ていくうちに共通点が分かってきました。

1、 乳幼児期に知的好奇心を満たす(考える)遊びをしている
2、 乳幼児期に親がコミュニケーションを多くとっている
3、 テレビゲーム・ゲームウォッチにはまっていない

そうした体験から、素質は乳幼児期の「親の関わり」「遊び」が影響すると実感したのです。子育てをしていると分からないことが多く、「性格」や「能力」は環境によって偶然身についたと思えることもあります。しかし、我が子に関しては偶然でなく、必要な環境を作ってあげたいと考えました。

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最終更新日: 2021-05-23

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