積み木の森では各種木のおもちゃ・積み木・アナログゲームなどを取り揃えております

■身体を使って遊ぶおもちゃ

木馬

木のおもちゃ積み木の森
「木馬」ってただ乗って揺らすだけのおもちゃ、って思ってませんか?

その通りです。でも、子どもは好きなんですね。コレが。
もう30年以上前ですが、私の幼なじみの家には「木馬」が置いてあって、その子の家が開業医でお金持ちだったこともあり、「木馬」=「お金持ち」と私はずっと思っていました(笑)。
で、この「木馬」。僕にそんな憧れがあり、欲しかったのですが我が家にはありません。

1、 場所(スペース)を取る
2、 フローリングに傷がつく
3、 金額が高い

というわけで妻に却下されました。
妻と「木馬を買う」という交渉をした時に、多少の理論武装はしたので少し触れてみます。

「木馬」は、18世紀のイギリスではじめて作られ、徐々に世界中に広がって行きました。
今あるほとんどの木馬の原型は「ペーター」にあるといわれています。これは、彫刻家シュバーン氏のデザインで作られてから50年以上にもなる定番中の定番です。それ以前の木馬は馬をリアルに作るのが普通だったようです。ちなみに、僕の幼なじみの木馬もたぶん「ペーター」でした。
現在、市場にでている木馬のほとんどはデフォルメされていますが、それらのすべてのルーツはこのペーターにあるといわれ、安全性も基準が曖昧な日本と違い、厳しくチェックされていて足の部分は子供がどんなに激しく揺らしても決して倒れないカーブでできています。

木馬は動きや揺れを楽しみながら身体のバランス感覚を育み、子どもの身体の発達を促すことができると思います。子どもが大きくなった時、可愛かった昔を思い出すという意味で私は好きです。

手押し車

我が家ではKAWAIの積み木入り手押し車を妻のご両親からお祝いにいただきました。それまでも、伊勢丹とかで見たことはありましたが、自分では買う気になりませんでした。その理由は、当時の僕では積み木の必要性は分かっても「手押し車」はよく分からなかったからです。

もちろん、「子どもが押すんだろうな」という程度のことは分かりましたが、その必要性や役割はピンときませんでした。また、ただの積み木と違って手押し車がついている分、金額が高い(たしか18,000円でびっくりしました)ということもありました。

さて、手押し車には

1、 荷台に積み木が入っているもの
2、 木の動物が動くもの

の2種類あります。どちらもそれぞれなのでその辺も踏まえて解説してみます。

そもそも「手押し車」は、やっと一人で立てるようになった子どもが、つかまって立ったり、よちよち歩きをはじめた頃には押しながら歩く練習の機会を与えてくれるものです。
手押し車の持ち手は子どもが持ちやすく、滑りにくい作りになっていて、立つこと、歩くことに集中します。それを見ていたとき思い出したのが、亡くなった祖母が外出する時は必ずかなり古い乳母車(荷台が竹みたいな植物で編んである)に荷物を入れてそれに寄りかかりながら歩いていた姿です。まぁ、それは全然関係ないのですが、いずれにしても我が家ではそれなりに重宝しました。

ただ、気をつけて欲しいのは子どもの体重が重い場合です。うちの2番目の子は体重が15キロくらいあって大きかったのでつかまろうとすると車が動いてしまったのです。そうすると、立てないので荷台に適度な重りを乗せました。

初めは、2リットルのペットボトルでしたが、これだとあまりにもかわいくないので、砂をビニールに入れ、その上から上の子の上履き袋(手作りでかわいい)を被せました。そのように赤ちゃんが押すことによって動くぐらいに調節してあげる必要があります。

赤ちゃんは少し歩けるようになると、自分の力でおもちゃや人形、積木などを移動させたいという自立の欲求が出てきますので、 この手押し車があると好きなものを乗せて移動する事が可能です。壁や人にぶつかりそうになった時、自分の意志で動きを止めるという周りへの配慮もできるようになります。こういった経験から思いやりや自分への自信をつけていきます。

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最終更新日: 2021-05-17

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