■1歳~2歳のおもちゃの選び方
1歳~2歳のおもちゃの選び方
この時期は、ひと通りの動作が日に日にスムーズになる時期です。しかし、遊びに関しては大人が思うようにはいきません。この時期に犯す失敗は、時期早々のおもちゃを与えてしまうことです。1歳児は社会性が発達してきて、なんでも大人のマネをしたがり、大人が使っているものに興味を持ちます。だからつい、大人から見ると「楽しそう」というおもちゃを与えるのですが、まだそれが子どもには早すぎたりして「楽しい遊び」はできないことが多いのです。それは、子どもが順序や秩序、論理やルールといった感覚が分からないからなのですが、「どうせなら長く使えるおもちゃを・・」と親が選ぶと失敗します。
また、この時期は「大人がやってほしくない」ことをやたらとやってのける時期でもあります。トイレットペーパーを引っぱり続ける、洗面台で水をバシャバシャさせる、電気製品のコードを引っぱる、穴を見つけて何かを突っ込む、お菓子を床にばらまく、ティッシュを全部引っ張り出す、あげればキリがないほど、ありとあらゆることをします。
「あぁ!?」と頭を抱えることも多いでしょう。それもそのうちに慣れてきます。
1歳児はそういう時期なのです。「そういう」というのは「行動」に対する「結果」を確認したいのです。1歳児ならではの興味や好奇心を大切にしてあげてください。ですから1歳児のおもちゃは単純なものがよいでしょう。大人からみると「このおもちゃのどこが楽しいの?」と思うくらいで丁度よいのです。
選ぶポイント
- 動きの速いおもちゃ
- たたくおもちゃ
- 玉・ボールのおもちゃ
- 棒にパーツを差し込むおもちゃ
- 簡単なひも通しのおもちゃ
- マジックテープのついたままごとの野菜
- ごっこ遊びができる人形
- 積み木
ただし、この時期は親が考える「そのおもちゃの遊び方」をしないことが多いです。例えば、積み木は積まず並べて置く、ままごとの食材にするという具合です。それでよいのです。
|おもちゃの選び方
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最終更新日: 2021-05-29