おもちゃの紹介29:玉の塔、ビー玉落としのおもちゃ キュボロ

スイス生まれの「キュボロ」。
 
ひとことでいうと、
5センチ四方の立方体パーツを組み合わせて、
ビー玉が転がる/落ちる道を作る木のおもちゃ。
 
木のおもちゃのカテゴリーでは、「玉の塔」や「玉の道」の1つとなります。
シンプルなコースから迷宮のように入り組んだコースまで無限にコースが作れます。
 
心身に障害を持った子供たちと関わる中で、エッター氏が生み出したパズルがキュボロの原型です。その後、研究を重ね玩具として商品化し、1986年に「キュボロ」として発表しました。大人も楽しめる独創的な玩具として世界に知られるようになります。
 
「キュボロ」の日本発売は、2004年くらいからです。
 
「キュボロ」が日本で広く知られるようになったのは、
「藤井聡汰棋士が幼少期に遊んだおもちゃ」として、
テレビ、雑誌に取り上げられたからです。
 
家族経営的な工房で丁寧に作られているキュボロ。
7短期間で大量生産できる工場で生み出されていません。
 
藤井棋士の活躍で人気になり、需要が供給に追い付かず、長期の入荷待ちとなった時期もありました。「キュボロ」が本当に手に入りにくいころ、積み木の森では、1年半以上、お待ちいただくこともありました。
 
2020年にエッター氏の息子さんへ代替わりし、
2021年に「キュボロ」はマーク、パッケージ、セット内容など
大きく変わりました。コンパクトなパッケージになり、パーツ構成も見直され、
大きく進化しました。
基本セット4種、追加セット10種になりました。
 
2024年夏は、値上げ(2024年9月~)の影響で品薄になりましたが、
現在は十分な供給があります。
 
キュボロのパーツは、5センチ四方の立方体です。
立方体の上部にいろいろな溝(まっすぐ、カーブなど)、
内部にいろいろな穴(まっすぐ、カーブ、傾斜など)が施されています。
 
溝や穴のない普通の立方体が、現行のすべてのセットに含まれています。
コースを組み立てるときの土台になる大事なパーツです。
 
いろいろな立方体パーツを並べて、つなげて、積んでといろいろ組み合わせて、
ビー玉が落ちるコースを作ってみてください。
 
セットの中にも簡単な説明書がありますが、
より楽しく遊ぶためのガイドブック「THE BOOK」が
5つの言語版で製作されました。
 
もちろん、日本語版が日本では発売されています。
パーツの紹介から、遊び方のコツ、それぞれのセットでの作成見本などが掲載されている、
部厚い本です。
 
漢字にはフリガナがふられていません。
小さなお子さんは絵や図を見て理解できるところもありますが、
大人の方と一緒に見て楽しむのがお勧めです。
 
 
木のおもちゃ積み木の森は、今年で開店19年を迎えますが、
開店当初は、来店する方の多数が、「キュボロって何?」でした。
キュボロという商品名より、「ビー玉落とし」というおもちゃの遊び方
「玉の塔」というおもちゃの種類 を優先してお話していました。
今では、「キュボロ」 で 説明いらずです。
 
当店の実店舗では、組み立て済みのキュボロ5種で手軽に遊んでいただけます。
 
さらに、「THE BOOK」を見ながら、「スタンダード50」で本格的に
トライしていただくこともできます。
また「THE BOOK」を見ながら、「スタンダード50」で遊んでいただけます。
キュボロの詳細は、オンラインショップをごらんください。
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